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Urban Bee Club小さな羽の研究室

Amazing bees

その小さな脳は、世界をどう見ている?

ミツバチの脳は、ごま粒ほど。それでも、学び、伝え、状況に合わせて判断します。6つの窓から、その知的な世界をのぞいてみましょう。

SECRET 01

人の「顔」も、見分けられる

これは、人間を個人として理解しているという意味ではありません。けれど、複雑な顔画像を全体の配置パターンとして学び、似た画像から選び分けることができます。

目や鼻の配置

輪郭とコントラスト

全体のまとまり

研究のポイント:訓練された個体は、標準的な顔画像課題でターゲットを選びました。画像を上下逆さにすると成績が落ちたことから、パーツの配置をまとめて処理している可能性が示されています。

SECRET 02

「8の字」で、地図を話す

採餌から戻った働き蜂は、巣板の上でダンスをします。尻振り走行の角度は太陽に対する方向、時間はおおよその距離。良い花ほど、ダンスは活発になります。

8の字ダンスの読み方巣板の上向きを太陽の方向に見立て、尻振り走行の角度で花の方角を、長さで距離を示す図。巣板の上 = 太陽角度 = 方角尻振りの長さ = 距離🐝
暗い巣の中で、触角や振動も使いながら情報を受け取ります。
SECRET 03

「ない」を数の列に置ける

実験では、ミツバチが空集合(何もない刺激)を正の数量より小さい側に位置づけました。色を規則の合図にして「1を足す・引く」を学んだ研究もあります。

0
1
2
3
4
「8まで数える」について:現在の一次研究から堅く言えるのは、順番に通る目印を4つ程度まで数えること、少数の数量を区別すること、0や1〜5の範囲で数的規則を学ぶことです。「8」は8の字ダンスと混同されやすく、8まで逐次的に数えるとする確立した根拠は確認できません。
SECRET 04

揺さぶられると、判断が悲観的に

捕食者の攻撃を模した振動ストレスを受けたミツバチは、曖昧な匂いを「悪い結果の合図」と判断しやすくなりました。神経伝達物質にも変化が見られています。

落ち着いた状態

「いい匂いかも?」

曖昧な刺激にも口吻を伸ばす傾向

ストレス後

「危ない合図かも」

悪い結果に近い刺激への反応を控える傾向

これは人間と同じ主観的な「感情」を証明するものではありません。ただし、状態によって判断が変わることは、飼育時の福祉を考える大切な手がかりです。

SECRET 05

花は、紫外線で道しるべを描く

ミツバチの色覚は紫外線・青・緑の受容体を基盤にしています。私たちには均一に見える花びらにも、蜜の場所へ導く模様が浮かびます。空の偏光パターンは、太陽が隠れたときのコンパスです。

人に見える花

紫外線の蜜標(イメージ)

SECRET 06

食卓と野原を、花から花へつなぐ

花粉を運ぶのはミツバチだけではありません。野生のハナバチ、チョウ、ハエ、鳥など多様な送粉者が働き、世界の主要作物のおよそ4分の3は、その恩恵を少なくとも一部受けています。

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主要作物が送粉者に少なくとも一部依存

花粉が運ばれ、実や種になる

生態系と人の暮らしをつなぐ

都市養蜂では、在来の送粉者との餌資源競合にも配慮が必要です。巣箱を増やすだけでなく、地域の花と多様な昆虫を一緒に守る視点を大切にします。

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もっと確かめたい人へ

参考資料

研究結果は、特定の実験条件で訓練された個体の行動に基づきます。「理解」「感情」などの言葉は人間と同じ心的体験を意味するとは限りません。

ハチのひみつ | Urban Bee Club